Forchetta料理日記 夏香るイタリアンポテトサラダ

夏香るイタリアンポテトサラダ


ジャガイモの旬と言えば皆さん冬の寒い時期を想像しがちですが、実は初夏もれっきとしたジャガイモの旬なのです。ジャ

ガイモは栄養価が高く、疲労回復や美容効果にも期待できます。

また、ご飯などの炭水化物に比べ摂取カロリーは約半分と低いのにもかかわらず、しっかりと満腹感も得られるダイエットの強い味方でもあります。

ジャガイモ料理はどうしても重くなりがちな印象ですが、今回は夏の食欲が低下した季節でもさっぱりと食べられる”イタリアンポテトサラダ”のレシピを紹介したいと思います。

ジャガイモは、今が季節の赤い皮が特徴的な品種”レッドムーン”を使います。ネットリとしたコクが特徴的で、いつものポテトサラダとは一味違った仕上がりとなります。

☆使用しているお皿

斑金白釉椀

 

皿の内側を彩る金色が料理に高級感を演出し、料理の質感や彩を最大限生かします。

サイズ感や口の広さも使い勝手が良く、使っていくごとに徐々に変化する風合いも楽しみ方の一つです。

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☆使用食材

 

レッドムーン・・・5個

豚挽肉(荒挽き)・・・80g

セロリ・・・1本

玉ねぎ・・・1/2個

レモンの皮・・・1/4個分

バジル・・・適量 

エキストラバージンオリーブオイル・・・適量

粉チーズ・・・大匙1

〇調味料

マヨネーズ・・・大匙3

ケチャップ・・・小匙2

白ワインビネガー・・・大匙1

バルサミコ酢・・・小匙2

乾燥オレガノ・・・ひとつまみ

塩・胡椒・・・少々

 

 


①ジャガイモを茹でる

 ジャガイモを茹でる際の注意点は”水から茹でる”、”塩を入れる”、”火加減はお湯の表面が揺れる程度”の3点です。

 竹串を刺した時にスッと入れば茹で上がりです。

 茹でてる際に皮が捲れてきてしまうのは”火が強い”証拠です。

 時間はかかりますが、あくまで弱火でコトコトと茹でましょう。

 上手に茹でられたジャガイモは旨味もしっかりと残り、ほくほくとした食感を楽しむ事が出来ます。

 茹で上がったら熱々のうちに、乾いたタオルで掴みながら皮をむき、ボウル(耐熱ガラス製が好ましい)に移して潰していきましょう。

 この時フォークを使うと周りに飛び散らずに潰すことが出来ます。

 完全に潰してしまうよりも、少し形を残してあげた方が、ジャガイモ本来の味を楽しむことが出来ます。

②挽肉を炒める

 ジャガイモを茹でている間に挽肉を炒めましょう。

 まずは挽肉に塩・胡椒をして下味をつけます。

 フライパンにサラダ油を熱したら、中火で挽肉を炒めます。

 炒め終わったら、一度余分な脂を切る為に、耐熱バットにキッチンペーパーを敷き、そこへ取り出します。

 

 

③野菜の下処理

 玉ねぎは微塵切りにして氷水に10分さらします。

 こうする事で辛味を抜き、シャキッとした食感を楽しむ事ができます。

 セロリは生のまま食べる為、筋を取るようにうっすらと表面の皮をむきます。

 力を入れずにピーラーを引くイメージです。

 レモンは皮をむき、裏の白い皮を包丁で丁寧に取り除きます。これが残っていると嫌な苦みの原因となります。

 千切りにしたら、乾かないように濡れ布巾などで覆っておきましょう。


④味付け

 次に味付けの工程に移りましょう。

 まずは調味料を別のボウルで合わせておきます。

 ジャガイモは冷めるとデンプンが出やすくなり、ネトネトとした食感になってしまうので、熱いうちに手早く味付けしていきます。

 用意した食材をすべてボウルに入れ、合わせておいた調味料を入れたらジャガイモを”練らない”様に、”全体に調味料を絡めていく”イメージで混ぜていきます。

この時先ほどのフォークを使うとうまく混ぜる事が出来ます。

 しっかりと混ざったら粉チーズと塩・胡椒を加え味を調えます。

 塩味は少し薄いかな?くらいで付けておくといいでしょう。

 冷めると塩味を強く感じるようになります。

 美味しいけど何か物足りない・・・と感じたら胡椒を少し多めに入れてみましょう。料理の輪郭を際立たせてくれます。

⑤盛り付け

 出来上がったら落としラップをして表面が乾かない様にして冷蔵庫でしっかりと冷やします。

 器に山をイメージして盛り、仕上げにレモンの皮のスライスとバジルを上に散らし、オリーブオイルを少量回しかけます。

 挽肉とジャガイモの組み合わせは一見重たそうなイメージですが、白ワインビネガーとバルサミコ酢の酸味、レモンとバジルの爽やかな香りが夏らしい清涼感を演出し、さっぱりと召し上がって頂けます。